国道全線走破シリーズで初めて取り上げるのは、三重県は四日市市にある、「国道164号」である。いわゆる港国道と呼ばれる国道で、今の現役バリバリの四日市港から国道1号線までを結ぶ。
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【国道164号 路線概要】
総延長 3.2km
実延長 3.0km
現道 3.0km 新道なし 旧道なし
未供用区間 なし
制定年 1953年
起点 三重県四日市市 四日市港
終点 同市 諏訪神社前交差点
指定区間 国道1号との重用区間
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【実走】
始点へ向かう。港の様相を漂わす、倉庫と煙突の眺め。
線路上に見える壁のようなものは、千歳運河にかかる跳ね上げ式の鉄道橋。現役としては唯一のものとなる。
200mほど走って、次に通るのは、こちらも可動式の道路橋「臨港橋」である。橋に遮断器がある様子はなかなか興味深い。
船が下を通るときには、橋が70度程度まで跳ね上がるという。見学中に一隻の小型船が横切ったが、その程度では跳ね上がることはなかった。
しばらくして、始点へ到着する。
国道始点全景。ここから後ろ向きに国道が伸びている。目の前には三井倉庫が見える。
走行開始。この停止線の先から国道が始まる。
走行中。多くの橋を渡る。この短い区間に数々の橋がある国道というのも珍しいものだ。
途中で国道23号(名四国道)と交差する。信号待ちが長い。
関西本線踏切。多くの貨物列車が通過する。見ている感じでは、貨物の殆どがガスだった。
国道1号線との交差点。これを左折すると終点まで、200m程度の1号との重用区間となる。
左折して次の交差点。諏訪神社前交差点をもって、国道164号線は終点となる。
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非常に短いものの、現役の重要港であることから、しっかりと整備され存在感のある国道であった。走行に要した時間は10分程度である。
国道全線走破 1/459路線
第二回は、どの国道が選ばれるのか、、